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薬膳を学ぶということ
薬膳料理とは、中国伝統医学(中医学)の基本理論にのっとって施膳する、
食事療法を兼ね備えた料理方法のことです。
薬膳を学ぶということは中医学理論を学ぶに等しく、この理論なくして薬膳はありえません。
つまり薬膳を学ぶということは、中医学を学ぶということであり、
中医学を学ぶということは、中国哲学の基本理論を学ぶということなのです。
そして薬膳とは中医学理論による食の組み立てと、その調理法を指すものなので、
薬膳=中国料理というのではなく、薬膳は日本料理でもイタリア料理でもすべての料理に展開できる食事療法なのです。


薬膳は健康的で美味しい料理
薬膳は時に治療効果を高める目的で生薬を使うため、『薬くさい?』『まずそう』なんて声を耳にいたします。
我々薬膳師は、胸を張っていつもこう答えます。
『薬膳は、目的を持って美味しく調理した料理です。』
薬くさいのなら、薬として煎じ薬で飲めばよいのであって、わざわざ調理する必要はありません。
不味ければ毎日食べていけるものではありません。

健康食ということは、野菜中心?精進料理みたいなもの?
薬膳は、肉も魚も油も使い、味付けもしっかりいたします。
健康とは、心身ともに健やかで元気に活動できる状態を言います。
薬膳は、気力、体力を増強するスタミナ食という一面も兼ね備えております。


